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広島税理士のひとりごと『運動会のこと』

2024/11/20 [WED]
この秋、家族の小学生の運動会へ観戦へ行ってきました。子の成長を見守り実感できるイベントとして競技やダンスを見ながら楽しませていただきました。
当たり前ですが、私が小学生のころと違う様子もあります。今の方が何といっても負担を減らしていっているという感じがします。
特にコロナ以降弁当無し、午後の競技無しが定着しているようです。
 
日本の運動会は、明治時代に西洋のスポーツ文化が導入されたことがきっかけで始まったそうです。1874年、東京大学で初めての運動会が開催され、これが日本の運動会の起源とされています。当初は、軍事訓練の一環としての側面が強く、体力の向上や団結力の育成を目的としていました。その後、学校教育の一環として全国に広まり、地域社会でも盛んに行われるようになりました。運動会は、競技だけでなく、応援合戦やダンスなどのパフォーマンスも含まれ、地域や学校の一大イベントとして定着しました。
 
近年、日本の運動会は短縮傾向にあります。
短縮の取り組みとしては、競技数の削減や時間の短縮、午前中のみの開催などが挙げられます。また、親の負担を軽減するために、弁当の持参を廃止し、給食を提供する学校も増えています。これは、少子化や共働き家庭の増加、そして子供たちの体力低下などの社会的背景が影響しているそうです。
このような短縮の取り組みには賛否両論があります。賛成派は、子供たちの負担軽減や親の参加しやすさを評価しています。一方で、反対派は、運動会の伝統や地域コミュニティの結束力が失われることを懸念しています。特に、運動会を通じて得られる協調性や達成感の重要性を訴える声もあるそうです。
 
気になって調べてみると、欧米、中国でも運動会というか地域スポーツイベントがあり、その目的には、コミュニティの活性化というものが挙がってくるようです。
地域コミュニティの中で運動会を通じ地域の方が集まり交流する、ということがあった方が色んな意味でその地域にとって満足度、地域愛が高まるようなのです。世界共通なのですね。
 
全述の変化は、様々な意見を吸い上げながら地域に受け入れられる形を選んだ結果と思いますし、そのための運動会が続いていってくれることを願います。
 
広島総合税理士法人 税理士