「貧乏人は麦を食え!」
今から約65年前、後に総理となる広島県出身の大蔵大臣の発言ですが、
正確には、
「所得の少ない方は麦、所得の多い方はコメを食うというような経済原則に沿った方へ持っていきたい」
と国会答弁したものです。
なんとなく、
リースは分割払いなので貧乏人、
購入は一括払い(分割払いもありますが)なので金持ち、
そんなイメージをもってしまいますが、
一方で企業行動において、
この答弁(経済原則)のように「金持ちは購入あるのみ!」となるのでしょうか?
それは翻って、リースが有利なのか、購入が有利なのか、の比較衡量であり、
優劣を判断するためには、まずリースと購入の相違点を洗い出してみることにしましょう。
○リースと購入の相違点
リースがいいのか、購入がいいのか?
上記の比較からすると、この疑問に対する明らかな正解を導くことはできません。
実際には、資金状況、支払総額で判断し、
次の選択を基本に総合的に評価をすることになります。
例えば、自己資金に余裕があっても、
その資金を他の投資に使う方が有利であるときは、
リースを選択するようになるでしょう。
その時どきの会社の状況に合わせて、
リースと買取りを「上手に使い分け」、
最適な方法をチョイスし、効率よい設備投資を行うことになります。
「貧乏人は麦を食え!」の時代から、
著しく経済発展し、世の中の環境が一変した現代、
麦の健康食も見直されています。
(高血糖、高血圧、高コレステロールに良い!個人的におススメです)
美味しいコメか健康食の麦か?
価値観が多様化した現在は、
「美味しいコメばかり食べている」のではなく、「麦も食べている」のです。
広島総合税理士法人