前回のコラムで「クラウド会計」なんとなくイメージしていただけたでしょうか?
2回目の今回はメリットについて掘り下げて解説してみます。
それでは従来のインストール型ソフトからどう変わるか見てみましょう。
使用環境
インストール型では「そのPC」のみでの作業です。
対してクラウド型ではインターネット環境さえあればどこでも作業可能です。
つまり、外出先や自宅なんかでも作業可能になります。
バージョンアップ
インスト―ル型ソフトでは税制改正等があるとソフトを更新する必要があります。
買替版の購入や更新用のソフトを準備してインストールしますよね。
特に今年10月には消費税率が変わりますから更新の必要があります。
その点クラウド型ではインターネット上での使用であり、常にバージョンアップがされます。
いちいち更新する必要はありません。
入力作業
従来では預金は通帳を見ながら入力。
売掛金や買掛金はExcelで管理してそれを見ながら入力。
場合によっては入力用の資料を作成してから・・・そんな作業ではないでしょうか。
クラウド型ではデータを利用することが可能です。
インターネットバンキングを使用していればそこに入出金データがあります。
これを自動で取得し、摘要から仕訳を自動判定することが可能です。
クレジットカードや電子マネーなんかもwebから明細を取得して自動仕訳が可能になります。
その他クラウドサービスと連携可能ですから売掛金買掛金もデータがあれば自動取込可能です。
会計事務所とのやり取り
インストール型では会計データをメール転送して事務所で復元したり
場合によっては訪問してデータをUSBで持って帰ったり、なんて作業が必要でした。
クラウド型の場合はインターネット上でデータを共有します。
また、領収書等も仕訳に紐づけて画像で確認可能です。
よってリアルタイムでのやり取りが可能になります。
試算表作成のスピードが格段に上がることになります。
主だったところはこんなところでしょうか。
どうでしょう?
仕事のあり方もずいぶんと変わってきそうです。
ソフトを理解して使い方を工夫すれば経理作業はどんどん楽になりますよ。
今まで使用されていなかった方も
これを機にクラウド型を検討されてみてはいかがでしょうか?
広島総合税理士法人は会計freeeの認定アドバイザーです。
広島総合税理士法人