クラウド会計のメリットについて前回のコラムで解説しました。
じゃあ「デメリットってないの?」「めんどうじゃないの?」という話になると・・・
「そんなことはありません!簡単に導入できて劇的な効果を得られます!」
って言えればいいですが、さすがに虫が良すぎます。
やはり気になる点や注意点は存在しますので、今回はその点について解説です。
導入作業
システムを入替え、ルールを構築することになります。
従来とやり方が変わるわけですからどうしてもパワーが必要です。
特にIT関係に疎いと強い抵抗感を感じてしまうこともあります。
やはり慣れるまでは大変です。
実はここが肝で、しっかりとした業務フローを作成しておくことが肝心です。
入力環境・スピード
インターネットを介してブラウザ上で作業するソフトが大半です。
よって、入力作業は通信環境に大きく依存します。
インストール型ソフトでの機械的な作業になれていると
入力時の微妙なロード時間にイライラすることでしょう。
ただ、データ連携に工夫をすれば入力作業そのものを減らすことが可能です。
セキュリティ
ここでいうセキュリティとはデータ漏洩などに対するものではなくて
使う側の人的なセキュリティを指します。
(データに対するセキュリティはまた改めて解説します。)
IDとPASSを使用してログインしますから、ここが漏れてしまうと誰でもどこからでも閲覧できてしまいます。
さらに入力内容の変更も可能になってしまうという、便利が故のリスクが存在します。
こちらはルールを徹底することとログイン履歴のチェックで対応するしかなさそうです。
サービス会社への依存
あってはならないことなのですが・・・
システムの仕様はインターネット上でソフトが適正に稼動していることが絶対条件です。
ということは・・・
システム異常などが発生して急なメンテナンスが入ることもありえないことではありません。
さらにサービス会社の事情によってサービス停止になってしまうこともあるかもしれません。
よって、時間的な余裕をもって作業することと、仕訳データを別に置いておく事を推奨します。
何事も完璧!というものは存在しませんし、気になる点はどうしても出てきます。
ですが、使用においてはそれを上回るメリットがあります。
注意すべき点を押さえつつ、上手に利用しましょう。
広島総合税理士法人は会計freeeの認定アドバイザーです。
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