確定申告が終わると桜の季節となる。
桜が咲くと散策をするが、その際に学生時代に無理やり記憶させられた古今和歌集の和歌を思い出す。
「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
作者はご存知、平安のプレイボーイこと在原業平である。業平は伊勢物語の主人公とされており、世に浮名を流しただけで歴史上の人物となった稀有な人物である。
のどけからましを、喉に痰がつまっているイメージをもっていたためか、なんとなく言葉がでてくる。
辞典をひくと、「この世の中に、全く桜というものがなかったら、人のこころはどんなにのどかであることでしょう」とある。
咲いては心躍り、散っては寂しい気持ちになる日本人の心情をよくあらわしている。
現代の日本人も1200年前と変わっていないではないか・・・
広島総合税理士法人