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広島税理士のひとりごと『いまさら聞けないビジネス英語』

2019/12/10 [TUE]

今月は最近ビジネスの現場で使われることの多い英語の略語を2つご紹介します。

 

SDGS

最近特に注目されてきた言葉で皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

継続可能な開発目標を意味し、Sustainable Development Goalsの頭文字をあわせたことばです。(Sは複数形)持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲットからなる国連の開発目標であります。

2015年9月の国連総会で採択されて、2016年より導入が世界的に始まっています。このプロセスは「SDGのローカライズ」とも呼ばれています。地球上のすべてにおいて、あらゆる種類の人々、大学、機関、組織はともにいくつかの目標に取り組んでいきます。各国政府は、目標を国の法律に落とし込み、行動計画を立て、予算を設定すると同時にパートナーを積極的に募らなければなりません。

 

最近、この言葉をイメージしたピンバッジをしている人をよく見かけるようになりました。また、この話題に関するセミナーや書籍も多く発行されています。

皆さんもぜひ勉強されるとビジネスに役立ちますよ!

 

EGS

環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)のそれぞれの頭文字をあわせたことばです。このEGSに配慮している企業を重視・選別して行う投資といって今では証券投資業界で注目されています。

国連が2006年に投資家がとるべき行動として責任投資原則を打ち出し、EGSの観点から投資するように提唱したため、欧米の機関投資家を中心に企業の投資価値を図る新しい評価項目として関心が集まるようになりました。

これに対して企業もEGSに対してどのような企業努力を行っているかについてHPや事業報告書等で記載しています。

皆さんも会話の中で証券投資の話題が出たら、この単語を理解しておくと便利ですよ!

 

広島総合税理士法人 蔵田 修